2019/05/10
最近、国公立大学の統合が話題になっている。4月1日には「大阪都構想」から生まれた、大阪府立大学と大阪市立大学の統合が、新法人「公立大学法人大阪」として発足した。同法人大阪では、新法人設立と同時に4月1日にWebサイトを開設し、役員の新体制等を公表。さらに、大学業務での連携などによる効率化にも言及している。
国立大学においても統合が進んでいる。文科省が推奨している「1法人複数大学制度」(1つの国立大学法人を設立して、複数の大学を経営する方式)が具体化して来ている。その最大のメリットは、各大学の自主性を保ちつつ合理化ができること。単なる吸収合併ではなく、各大学のブランドや同窓会などを残しつつ統合するのがポイントだ。現在、統合計画が進行中の大学グループは、「小樽商科大学・帯広畜産大学・北見工業大学」「静岡大学・浜松医科大学」「名古屋大学・岐阜大学」「奈良女子大学・奈良教育大学」などだ。
参考:http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/attach/1411699.htm