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熊本地震対応:一橋大、熊本大など独自の奨学金制度を新設

2016/06/20

 一橋大が616日、熊本地震で被災した学生への奨学金制度を新設した、と総合情報のリセマム(6/20)が報じた。それによれば、國學院大でも被災学生への学費減免制度を新設し、中央大では寄附を募って修学支援を行うなど、大学独自の支援が広がっている。一橋大は、2016年熊本地震で被災した学生に対する「一橋大学熊本地震奨学金」を新設。大学独自の奨学金制度で、被災によって家計が急変し修学の継続が困難な学部生と大学院生を対象に、月額5万円を限度に修業年限終了まで支給する。さらに「一橋大学熊本地震奨学一時金」も新設し、大学後援会の援助をもとに被災した学生に一時金として50万円を給付する。

 國學院大は、大規模災害によって修学が困難になった被災学生を対象に学費を減免する「大規模災害学費減免制度」を新設。減免額は、当該年度の授業料や施設設備費、維持運営費の全額または7割、半額、3割、1割とする。中央大は、災害救助法適用地域に在学生の父母が約150世帯居住することから、被災地域出身の学生へ「中央大学経済援助給付奨学金」を給付。「全壊」「大規模半壊」の場合、基本支援として10万円と2016年度に納入すべき学費の2分の1相当額を給付する。「半壊」の場合は基本支援として10万円を給付。施設や設備に大きな被害を受けた熊本大は、従来の熊本大学基金に「熊本地震復興事業基金」を新設した。奨学金の申込みや募金方法の詳細は、各大学のWebサイトで確認できる。

 

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