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センター試験不正:過去10年間で65件、替え玉受験2件

2016/01/11

  大学入試センター試験で、2006年から2015年までに行われた全国31都府県の試験場で、「替え玉受験」2件を含む65件の不適切な行為があり、計67人が受験した全科目の結果を無効とされていたことがわかった、と読売新聞(1/11)が報じた。同紙によれば、独立行政法人大学入試センターは、これまで替え玉受験などの事実を公表していなかった。

  センターによると、替え玉受験の1件は、08年に東京都内の大学の試験場で起きた。高校の女子生徒が、同級生が体調不良で途中から欠席すると知り、同意を得た上で、同級生の受験番号と氏名で「数学①」と「数学②」を受験した。監督官が受験票と解答用紙の受験番号が違うことに気付き、②の途中に退出させた。受験した生徒は推薦で合格していたが、体調不良の生徒は入試で数学が必要だったため、同情して代わりを務めたという。大学入試センターは、「不正をすると全ての科目が無効となる。軽率な行動はやめてほしい」としている。

 

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